安城市で注文住宅を建てる時の予算を抑えるために知っておくべき3つのポイント

2024.06.22

注文住宅の予算を抑えるポイント
前回は『予算』、『情報収集』、『土地探し』について説明させていただきました。
いかがでしたでしょうか?まず自分たちがどういう動きをすればいいか少なからず見えてきたのではないでしょうか。
今回は《準備編》の中でも『予算』だけにフォーカスしてポイントを紹介させていただきます!
テクニックみたいなものも紹介できればと思っております。

『工務店選びのポイント』

【安城市で信頼できる工務店の選び方】
ひとくちに「工務店」といっても、実は様々なタイプがあります。
・自社で設計から施工樋工務店、設計は外注+施工は自社という工務店
・設計士の下請け工務店
・注文住宅しか建築しない工務店、分譲住宅しか建築しない工務店
・アフターも自社施工、アフターは第3者に依頼
・ハウスメーカーの下請け工務店、フランチャイズの工務店
・公共事業、施設建設、工場建設の工務店
などが挙げられます。
工務店の得意・不得意だけでなく、工務店の雰囲気や営業力やサービスも、信頼するために重要なところですし、
それぞれの工務店には特徴があります。ご自身が重きを置くところが得意な工務店に依頼、相談してみるのがいいと思います。
以下では、工務店タイプの説明させていただきます。

自社設計の工務店は、その工務店の特徴的な建物が多いと思います。(和風が得意な工務店なら和風の建築が多く、ほかの工務店より詳しいと思います)
間取りやデザインの自由度も高く、ある程度の変更は融通が利くと思います。
コスト面も自社設計の工務店さんだと、設計費用が安い場合が多いです。
また、地域密着型の工務店も多いため、クチコミでの情報も入りやすく、地域密着のため親切・丁寧でコミュニケーションがとりやすいかと思います。

注文住宅は、分譲住宅に比べてコストは高いです。
それは、注文住宅は、工務店が工務店の良いようには作れず、その都度お客様とお打ち合わせを重ねて作っていくため、
時間とお金がかかるからです。

アフターが自社施工の工務店は、建築中からずっと見守ってきているので、責任をもって対応してくれます。
ただ、アフターを第3者に依頼しているのが悪いわけではありません。包み隠さず、公平な目線で見てもらうので
もしかしたら自社アフターより信頼できるかもしれません。

ハウスメーカーの下請けだったり、フランチャイズの工務店だと、施工エリアが決まっています。
好きな建築会社さんだったり、いい営業さんだったとしても施工可能エリアかどうか確認する必要があります。

公共事業、施設建設、工場建設などを手掛けている工務店でも住宅は建築できます。
依頼があれば請け負うと思います。
ただ、施設が得意であっても住宅ができるとは限らないと思ってください。きっと御見積がおかしいと思います。
(実際に住宅建築に現場事務所があるのを見たことがあります!!)

弊社は、2024年6月時点では、自社設計+自社施工+自社アフターで運営しています。今後アフターは依頼しようかと考えているところです。

【工務店の見積もりの読み方】
工務店によって見積もりの書き方は全然違います。
内訳明細書はどの工務店もきっとあると思いますが、項目ごとに「1式〇〇」しか書いてない工務店もあります。
そんな工務店は、やめましょう!
どうにも「1式〇〇」しか書けない項目もありますが、業者さんから来た見積はよっぽど細かく内訳が書いてあります。
なにより、「1式〇〇」だと、見積内容がわからず、
「こんなつもりじゃなかった」
と、あとで後悔することになるかもしれません。
2社以上に相見積もりをするときにも内容がわからないと比較検討もできませんからね。

かといいって、細かく書いてあるからいいというわけでもないです。
見積書がただ長くてわかりづらくなってるだけです。
税別か税込かも確認したほうがいいです。
紙に税別+消費税+合計金額としてあり、内訳明細書には税別で書くところが多いと思います。
なにが別途工事とも書いてあるので、合計金額で判断しないでください。

『間取りの工夫』

【スペース効率を高めるための間取り術】
予算削減のために建築面積を小さくする必要があるかもしれません。
そんな時、狭くなってしまった我が家を狭く感じないように工夫したくなると思います。
それを間取りで叶えるには、
天井の高さを上げる、開口部を大きくする、建具を付けない、間仕切壁を減らす、固定家具を付けない、廊下を減らす、床材の貼り方などがあげられるかと思います。
具体的には、
・トイレや玄関(天井高さが高い必要のない部屋)など低い部屋を作り、逆にリビングや洋室を天井を上げることで、効果的に住まいを広く見せることができます。
・開口部(窓や入口)を大きくすることで、天井がつながって見えることで広く見せたり、太陽の光を入れて明るいことで広く見せることができます。
・建具や間仕切壁(部屋の隔て壁)は、将来必要になった時に作れば、必要になるまでの何年間かは広く使うことができます。
・固定家具を付けない、というのはタンスとか、収納BOX、衣装ケースを置かないということでもあり、最近では「ファミリークローク」という部屋を作り、家族のものを1ヶ所にまとめることで、片付ける手間を減らしたり、各部屋から置き家具がなくなることで部屋を広く使うことができるようになります。
・廊下を減らすのは、間取りを調整するうえでは一番難しいです。ですが、住宅での「廊下」は贅沢スペースなので減らせばコストは下がります。
・床材の貼り方は指定がなければ、基本、部屋の長手方向に板を貼ります。部屋が長く見えるからです!短手方向に床材を貼ると、部屋の幅が広く見えます。
以前は部屋によって床見切りをつけて床材の貼り方向を変えているのが基本でしたが、最近では床見切りをつけずにいくつかの部屋を一体に見せるようにしている住まいが多いですね。
ほかにもいろんな工夫がありますので、工務店さんと相談しながら計画してみてください。

【予算に合った間取りの作り方】
まずは、どんな部屋が、どれくらいの大きさで必要か考えます。
合わせたら〇㎡(〇坪)になるでしょう?この段階で概算の金額が出せるかもしれません。
予算内であっても、予算外であっても、ここから間取りの調整作業です。
注意しておいた方がいいのは、間取りを調整する際、構造が在来工法で作る場合ですが、間崩れといって91㎝の間隔を崩すと構造材の金額が上がります!
3mの柱を2.8mに短くしても構造材の金額は変わりません。(仕上げ材の数量が減るので多少減額はできると思いますが。)
家を小さくするというより、もう一度考え直して「無駄をなくす」というイメージで減築します。

実際に、私の自宅を建築した時は、上記の手順で考えていき、最終的に1,000万円の減額に成功しました!(建築年:2016年)
減築もしましたし、減築によって付けれなくなった設備、無くした部屋、廊下などありましたが、もちろん不便になったわけではありません。
よく考えたら不必要だっただけです。建築のプロのつもりでも、まだまだでした。

『予算の明確化』

【必要な費用の見積もり方】
注文住宅の新築工事には、建築工事以外にもかかってくるお金はいろいろあります。
不動産の登記費用、火災保険などの諸経費はもちろんですが、
建築工事に入っていないことがあるのが、エアコン工事、カーテン工事、外構工事、家具工事、家電などが挙げられます。
これを住宅ローンを組む時にあらかじめ想定しておかないと、実費になってしまいますので先に見積もりを取っておく必要があります。
建築会社に依頼すると仲介料・紹介料が発生して高くなるので、ご自身で動かなければいけない見積です。

【余計な費用を省くためのポイント】
住宅は建てて終わりではありません。
たとえば屋根材でいえば、
瓦葺きの場合、施工の良し悪し、瓦のすわりの良し悪しで雨漏りの原因になります。
板金葺きの場合、見た目ではわかりません。水切りがどこまで立ち上げてあるか、どういう順番で施工してあるか、という中身の問題になります。つまり施工店次第です。
カラーベスト葺きの場合、20年~30年ですが、その前に塗装が必要です。苔がはえてしまったら雨漏りの基になります。
屋根の施工不良は、足場を掛けて修理しなくてはならないので
いい施工がされているかorされていないかは、後に余計な費用をかけるかorかけないか
ということになります。

たとえば外壁材でいえば、
窯業系サイディングを使用した場合、20年以内に1回程度(目安は触って指が白くなったら)
ガルバリウム鋼板の外壁材を使用した場合、15年~30年程度(日焼け、サビがではじめたら)
で足場を設置して、耐用年数15~20年程度の塗装工事を行わなければなりません。
杉板などのムク板材を自然塗料+防腐剤で塗装した場合、半年ごとに塗りなおさないときれいな状態を維持できません。
タイル貼りの場合、半永久的にメンテナンスフリーです。
いいものは金額も高いですが、耐用年数も長く、ムク板のようなものは手の届く範囲に施工するのがおすすめです!

所有する以上、何年後かには絶対に手を掛けなければならないのが住宅です。
余計な費用というのは、施工不良であったり、材料の施工箇所が悪いというものです。
デザイン重視か、実用性重視か、コスト重視かお客様次第です。


今回は《準備編》の中でも、特に重要な『予算』について説明させていただきました。
予算は、工務店の見積もりの出し方次第の部分もあります。
その見積もりの出し方で少なからず工務店を信頼できるかどうかも判断できます。
間取りの工夫次第で予算の削減も簡単ですが、間取りの工夫にはテクニックがあり、工務店の技術力も必要です。
必要な費用・余計な費用は、お客様の判断ですが、私たち工務店の提案力にもよるところもあります。
マイホーム計画・マイホーム建築で後悔しないために、『予算』の計画は、特に重要です!
無理じいをしない、アドバイスのできる、弊社N-Stylesにお気軽にご相談ください。

一生に一度しかない夢のマイホーム建築を楽しみましょう!!
いい思い出になるように私たちも一所懸命に携わらせていただきます。

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エヌスタイルズ株式会社 代表取締役 岡田 直樹

【この記事の監修者】
岡田 直樹

【会社名・役職】
エヌスタイルズ株式会社 代表取締役

【自己紹介・略歴】
11年間現場監督として様々な建築物を管理してきて、2021年に独立。
いままでの経験と失敗を活かして、お客様が安心して建てられる「家にいたくなる家」を夫婦で計画・提案しています。

地元の住宅建築を盛り上げるべく、西三河地域合同展示場プロジェクト 西三河を幸せにする7つのかたちプロジェクト『ナナハピ』に参加

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